日当たりの心配
土地を購入する際に、日当たりが気になることが多いと思います。
南に面した土地でも、隣地の建物により日影になってしまったり、
所有している土地に家を建てるにも、母屋への影響が心配になることは多いと思います。
また、冬場に太陽熱を入れ、快適性を得る手法のパッシブデザイン設計では、
敷地に対して冬場どこに陽が当たるのかということは、まず最初に確認していきます。
日照シミュレーション
アトリエスタイルで計画していく場合、
まずは、日照シミュレーションを元に、プランニングを進めていきます。
敷地周辺環境や隣地の建物を確認し、
敷地の日当たりの良い場所がどこなのか、
冬期の南側の窓に太陽熱が当たっているか、
夏期はルーバーや庇により太陽熱が遮られているか確認をしていきます。
年中で一番寒いと言われている1月20日の大寒時に建物内に太陽熱が入るように、シミュレーションします。
下記は、上空から見たところです。
茶色い部分が対象の土地で、白い部分が隣地建物です。
日当たりが良くないときはどうするの?
上記の日照シミュレーションは1F部分の日当たりですが、
これを2Fレベルでも検討していきます。
そして、陽が当たらない場合は、どうするのか?
そこは、家づくりの方向性を考えていきます。
2Fに陽が当たるのであれば、リビングや共有スペースを2Fに計画することもアリです。
しかし、高齢になられた時、階段の上り下りが苦痛にならないか等
色々心配なこと等もあるかと思います。
また、吹き抜けを設けてあげて、そこから日射取得するのもアリです。
そして、隣地建物により、全く陽が当たらない土地のであれば、
断熱性をグッと高めてあげて、快適性を上げていく手法もあります。
建物の形状を工夫して、室内を明るく、太陽熱を取り入れる手法もあります。
そのあたりは、お任せ下さい。
まずは、日照シミュレーションをしっかりし、敷地を読むことです。
そのあとは、ライフスタイル等をヒアリングさせていただき、
家づくりの方向性に合意を得て、ご提案させていただいています。
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