太陽エネルギー
地球に降り注いでいる太陽エネルギーは、
全世界で1年間に消費されるエネルギーを、
たった1時間程度で生み出すそうです。
ものすごいパワーですよね。
現代では太陽エネルギーと聞くと、
太陽光発電の「電力」をイメージすると思いますが、
実は「熱」としての利用も多くあり、
太陽熱温水器などがその例です。
そして太陽エネルギーの利用形態としては、
アクティブ利用とパッシブ利用に大別されます。
アクティブ利用:機器を用いて太陽エネルギーを電力や熱に変える
パッシブ利用:機器を使わずに太陽エネルギーを利用する
簡単に説明するとこんな感じです。
日射取得
さてこの太陽エネルギーのパッシブ利用ですが、
これは家づくりにも大きく関係しています。
冬の晴れた日に、
太陽の光が差し込む窓際はポカポカと暖かいということは、
イメージできるかと思います。
冬場に効果的に太陽熱を取り込めれば、
日中は暖房器具を必要とせず、
光熱費を削減することができます。
省エネ住宅というと、
断熱性能にばかり目が行きがちですが、
機器に頼らず自然のエネルギーを上手に使う
という視点も大切なんですよね。
この太陽エネルギーを上手に使うためのポイント。
それは、
窓の配置と大きさ
どこからどう太陽熱を取り込むのかを考え、
計画的に建物を設計することが求められます。
日射遮蔽
さて、この太陽エネルギー。
冬場は、
お日様ってありがたい〜〜〜
だったのが、夏場になると、
暑っ!!!
と立場が逆転します。
夏は太陽熱をできるだけ家の中に入れない工夫が必要
冬はできるだけ入れたくて、
夏はできるだけ入れたくないって、
ワガママな感じですよね(笑)
でも太陽は季節によって高度が変わるので、
この点をしっかり把握して建物の設計に活かせば、
このワガママも叶えられるのです。
具体的には、
建物形状や屋根や庇(ひさし)の出幅の計画
建物外部に取り付けるシェードや植栽などによる日除け
これらなどをどう活用するかということが要になります。
断熱性能ばかりに気を取られたり、
デザインなどの見た目に偏ってしまうことなく、
日射取得と日射遮蔽をしっかり考慮して、
エコで快適な家づくりを目指しましょう!
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