経営基盤は盤石か
住宅建設後も含めた長い付き合いを考えると、
パートナーとなる会社の経営状況は選ぶ際の重要なポイントです。
もちろん安定している会社を選びたいのですが、
注意したいのは、
経営の安定=大手という意味ではない
ということ。
大手だろうが、中小だろうが、
今の時代、破綻する会社は破綻します。
規模だけでなく、
経営内容そのものを見ることが大事なのです。
借入金に依存していないか
一般的に企業の成長のためには、
借入金は必要といわれますが、
住宅会社は借金に依存すべきではないと考えています。
そもそも、建設業界では建てる人から先にお金をもらい、
完成後に協力会社、職人にお金を払うのが習慣です。
先にもらい、後で支払うのですから、
本来、借金は必要ないはずです。
それでも借金するということは、
身の丈以上の宣伝広告を行っていたり、
急激に店舗を増やしてエリアを拡大したりなど、
過剰に投資をしているのではと疑念がわきます。
派手な急成長には破綻の影もある
そう捉えることは間違ってはいないと思います。
自己資本比率
一般的には自己資本比率の平均値は40%ほど。
50%を超えていると優良とされています。
なので、自己資本比率が低すぎる会社は危険です。
借入金があったとしても、
その使途に納得できる理由があり、
自己資本比率にも問題がなければ、
それほど心配はないと言えます。
完成保証制度の有無
導入をアピールしている会社も多い完成保証制度。
これは建物が完成する前に住宅会社が倒産してしまった場合に、
保証金で他の会社が工事を引き継いでくれるという制度で、
一見とても安心なような気がします。
けれども、住宅建築にかかる時間はおおよおそ半年前後。
わずか半年先の完成さえ自社で保証できないというのは、
その会社の経営状況を疑わざるを得ません。
自社の今の経営状況では半年先も読めないので、
保険をかけてますと言っているようにしか思えません。
なので、
この制度を利用する必要はありません
と、自信を持って言ってくれる会社の方が安心できると考えています。
まとめ
生涯のパートナーを選ぶという意味では、
結婚相手を選ぶことと似ています。
とても見栄えが良くて、
いつも優しくしてくれるとしても、
借金まみれで先の暮らしも見通せないような相手を選ぶことはないと思います。
住宅会社を選ぶ時には、
必ずその会社の経営状況を把握するようにしましょう。
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