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家づくりコラム

パッシブデザインとの出会い

Home&nicoでは、パッシブデザイン設計にも取り組んでいます。
パッシブデザインにはもちろん、断熱性や気密性を高めることも大切です。しかし、ただの高断熱・高気密住宅ではなく、いかに自然の太陽熱や風、光を家に取り入れるか、利用できるかが重要です。当たり前だという方もいらっしゃいますが、感覚でなく、数値的にお客様にご提案できるように取り組んでいます。

2019.04.13

パッシブデザインとの出会い

パッシブデザインとの出会いは、2012年のことでした。

ある勉強会に参加し、初めてパッシブデザイン協議会代表の野池政宏氏と出会いました。
「パッシブデザイン」という言葉もその時初めて聞きました。

それまで、パッシブデザインとは無縁の庇の無い、
軒の無いデザインの住宅をつくってきた私たちには衝撃的な内容でした。

ただ、これからの時代を考えるとパッシブデザインの手法を取り入れることは、
お客様にも社会にもメリットがあることを感じました。

新しいことにチャレンジするのは、
時間とお金と情熱と信念と勇気が必要です。
ですが、チャレンジするだけの価値があると感じました。

そうしてパッシブデザインを勉強するうちに、

設計した建物の温熱計算を行い、通風計画も換気計算も行い、
周辺環境がその敷地の日照にどう影響するかをシミュレーションすることで、
実際に家を建てる前に、室温と光熱費のシミュレーションができる…。

そんなことがわかってきました。

パッシブデザインの設計施工を行うのは 地域密着型の工務店が一番適しているということがわかってきました。

その理由のひとつは、その地域に暮らし、風土や気候を一番よく理解しているからです。

また、設計施工の両方を行う工務店であることで、設計側の意図を施工側がしっかり理解でき、
適切なパッシブデザインの施工ができるからです。

さらには、逆に設計側が施工方法や仕様によるコスト把握がしやすいので、適正な工事価格が提示できます。

有名建築家の中でもパッシブデザインに取り組んでいる人もいるでしょうが、
このような工務店の優位性を持っているとは考えにくいと思います。

また、大手住宅メーカーもパッシブデザインをアピールしていますが、
こうした会社は基本的に規格型で全国画一的な住宅を販売しているので、
本来のパッシブデザインはできないと思います。

ママ 一級建築士

伊藤由子 

一級建築士 一級建築施工管理技士
インテリアコーディネーター 省エネマイスター 
ライティングコーディネーター 

3児のママ(2007年生まれ男の子、2009年生まれ女の子、2015年生まれ男の子)

大学卒業後、建設会社、大手ハウスメーカーを経て、結婚を機に2006年11月に安井建設に入社。
現在では、設計、間取りのご提案、内装、照明計画、暮らし方のご提案など幅広い業務に携わっています。

お客様の好みに寄り添ったデザインの提案に心がけています。
暮らしやライフスタイルをお伺いし、住まい心地を第一に考えた設計をしていきます。
主婦ならではの家事動線や子育てにおけるアイデアも随所に取り入れています。
楽しく家づくりをしていきましょう!

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