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家づくりコラム

リフォームのすすめ

小さなお子様のためだけではなく、終の棲家に、と建て替えを検討される方もとても多いです。また、リフォームのお問合せも多いです。年を重ねた夫婦が幸せに過ごすための家づくりって、どうすればいいのでしょうか

2020.07.03

家 今昔物語

【香織】

昔と今の家、ずいぶん違いますよね

 

私の実家も大きくかわりました

50年前は、長屋に住んでいました

35年ほど前に長屋を切り(っていうのかな?)、改築

20年前に、3階建ての戸建てとなりました

 

名古屋の街中なので、敷地が17坪くらいしかなく

3階建てにするしかなかったのです

 

実は両親ともわりと若いうちに亡くなってしまったので

3階の苦労が身に染みるほどにはならなかったのですが、

体調が悪くなった時には、これからどう過ごすかを心配しました

 

1階にキッチン、2階にお風呂と寝室だったので

1フロアで生活することができなかったからです

 

幸か不幸か、その悩みに直面する前に亡くなってしまいましたが

若いころとは生活が変わるのが、老後の暮らし方ですね

 

ちなみに、父は若いころでも酔っぱらって階段から落ちたことがあります😅😅

狭い長屋のころの急な階段の時です

 

2階建てでも古い家は階段の勾配がきついです

 

実家よりさらに古い祖母宅もありましたが

祖母存命の70歳ごろには

もう2階に上がることができなくなっていました

 

今は平屋が人気です

さすがに17坪では厳しいとは思いますが

最近は平屋でもコンパクトに作る方が増えてきました

 

敷地が広くなければ平屋はムリ、と考えがちですが

実際に生活すると、さほど広いスペースがなくても

生活動線がしっかり考えられていれば

動きやすく使いやすい家ができます

 

夫婦ふたりぐらし、という暮らし方を考えた時に

広いキッチンやリビングは

特別に重要なものではないからです

 

若いころの生活イメージのまま、

必要な広さを考えてしまうと・・・

広くないと平屋はムリ、と思いがちですが

案外コンパクトにできるものです

 

また、便利な家電なども使って

生活の手間を減らすことも新しい暮らし方では重要になりますね

何年暮らせるかな?

建て替えを希望される時に

「あと何年すめるかわからないけど・・」と言われることがあります

 

私の両親のことを思うと否定できないのですが・・・

 

実は私の実家は、母の亡くなる直前にリフォームをしました

 

タイミングとして偶然ではあるのですが、

病気が発覚する少し前にリフォームが完成しました

 

キッチンなどを新しく、使いやすくしたのです

さらに、足元が寒いとのことで念願のガス式の床暖房を設置

 

とっても喜んでいたのに、本当にすぐあとに病気がわかりました

 

私は、なんでもう少し早く提案しなかったか、後悔しました

ずっと「こうしたい」と話してたのを聞いていたのに

なんとなく先延ばしにしていたからです

 

リフォーム後、暖かい床で喜んでいたこと。

私が結婚し、家をでてから趣味ではじめたパン作りが大好きになって

ガスオーブンをどうしても使いたかった母は、

ガスオーブンでパン作りが楽しく、美味しくできるようになったこと。

積もり積もった不要なものを処分できてすっきりしたこと。

 

喜んで話してくれていたのに

もう少し長く使わせてあげたかったなぁと・・・。

 

でも、過ごしやすい、楽になった、気持ちがいい、ということばを聞いて

想いがかなってよかったなぁと、私もうれしく思っていました

 

ほんの数か月しか暮らせなかった母ですが

生きてる間は、めいっぱい喜んでくれていて

そんな姿がみられて、私は、よかったと思っています😊

 

その後は残された父が、一人で快適に暮らしていましたよ

 

何年すむかわからない、ということばはとてもリアルに響く私ですが

それでも、不便が快適になる喜びはとても幸せだと思います

 

母がそれを私に教えてくれました

 

リフォームにしろ、建て替えにしろ

お金のかかる勇気のいる決断ではありますが

毎日の暮らしが少しラクになることで

幸せな気持ちは増えていきます

 

不満を喜びに変えられるのが、

リフォームや建て替えの魅力だと思います

家づくりコラム女性編集部

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