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スタッフ紹介

工事部

谷沙織

TANI SAORI

  • 趣味

    マラソン、写真を撮ること、子供服収集

  • 特技

    絵を描くこと、書道

  • 好きなもの

    インテリア、ファッション、どうぶつの森シリーズ

  • 苦手なもの

    お酒、きのこ

     

PROFILE

◆ 活発な子 ◆



名古屋市で3人兄妹の真ん中として誕生。

父親の実家にあるちいさな肌着メーカーの工場に、
母親が勤めていたこともあり、
学校が終わると必ず工場に帰っていました。

工場では祖父母も働いていたのですが、
祖母は教科書通りの厳しいおばあちゃん。

学校から帰ると必ずおばあちゃんが、


「宿題しなさい!」


と現れます。

おばあちゃんの目を盗んで公園に遊びに行った兄たちが連れ戻され、
叱られているのを見ていた私は叱られるのが嫌だったので、
進んで宿題をしたり、自習していました。

それをおばあちゃんが褒めてくれることうれしくて、
勉強することが好きに。

そんなおばあちゃんの影響なのか、
小中学校では生徒会や学級委員などの役回りにつくことが多く、
責任感が強く、しっかりした子といったイメージを、
周りから持たれていました。

一方で、小さい頃から体を動かすことも好きで、
昼休み、放課後、休日はいつも友達と公園などで遊び、
家族とは夏休みにキャンプ、
冬休みにスキーに行くことが恒例行事になっていました。

小学校高学年からはソフトボール部(副キャプテン)と、
バスケットボール部(キャプテン)に所属し、
習い事で水泳もしているという元気な少女。

中学校ではソフトテニス部(キャプテン)に入部し、
文武両道を求めていました。



◆ 部活最優先の生活 ◆



高校では硬式テニス部に入り、
部活が最優先の生活に変わりました。

毎日の朝練、放課後の練習、休日の試合などで、
高校生活の9割はテニス漬け。

体力がついたのはもちろんのこと、
メンタル面がかなり鍛えられました。

粘り強さ、忍耐力、向上心、負けず嫌いと、
そこで培われたものは今の自分にしっかりと根付いています。

それと、部活動を通じて仲間と目標に向かって突き進むことの楽しさや、
仲間の大切さ、思いやりなども学ぶことができました。

今でも当時のメンバーや顧問の先生とは交流が続いており、
とてもいい関係性を築けています。

ただ、部活に力を注ぎすぎて勉学には身が入らず、
授業中に居眠りして椅子から落ちそうになったり、
先生に教科書で頭をたたかれたり、
金縛りにあったりと、
そんな思い出ばかりです(笑)



◆ 進路決定 ◆



学業はそんな感じだったので、
進路を決める時期にしっかりとした考えがなく、
なんとなく興味本位で英語を生かした職業につきたいと思い、
一旦は外国語を学べる大学を目指すことに。

ですが、やっぱりなかなか勉強に身が入らなかったため、
改めて、自分の将来について考えてみました。

その時ふと頭に浮かんだのが、
建築、インテリアの世界でした。

昔からインテリアや家の間取り図を見たり描いたりすることが、
体を動かすことと同じくらいに好きだったので、
やっぱり将来は自分の好きなことを仕事にしたいという思いに。

受験勉強真っ只中で志望先を変えることに迷いはありましたが、
塾の先生や両親とも相談した結果、
建築とインテリアの両方を学べる椙山女学園大学を目指すことにしました。

そして無事に合格。

一番最初に母に合格を報告しに行ったのですが、


「おめでとう!よかったねー!高校も第一志望校落ちちゃってたし、
もう第一志望に受からない運命だと思ってたからすごくうれしい!」


と言われたことがすごく印象的でした(笑)



◆ 大学生活 ◆



大学では建築設計実習やインテリア実習といった、
実習系の授業を積極的に履修し、
たくさん図面を描いたり、模型を作ったりしました。

インテリア実習でのグループ設計では、
設計したものを1/20スケールの模型にするという課題があり、
たくさんのマテリアルを作りました。

中でも印象に残っているのは、
大理石の床材を模型で表現したことです。

ツヤツヤの感じや独特な模様をどう表現するか……

試行錯誤しながら何日も徹夜して模型を完成させました。

苦労して作った模型が評価された時には、
とても大きな達成感が得られました。

建築模型という小さなスケールのものですが、
ものづくりに魅力を感じ、
そこから建築にさらに興味を持つようになりました。



◆ 就職活動 ◆



就職活動では自分の好きなこと、
やりたいことができること、
そして会社の雰囲気を重視していました。

もともとは住宅設計をしたいと思っていたのですが、
現場のことを知らずに設計ができるのかと疑問に感じ、
まずは現場を知りたいと現場監督志望で活動。

ところが、面接を受けてみると、


「現場監督は職人とケンカしないといけないんだよ?」


と言われ、全く歓迎されないのです。

確かに当時は、まだ女性の現場監督は少なく、
社会的に受け入れがたい状況だったのは事実です。

ですが、実際にそれを目の当たりにすると、
悔しいという感情が湧き上がってきて、
現場監督になりたいという思いが更に強くなっていきました。

そんな中で、安井建設の面接を受けることになり、
いつもと同じように、


「現場監督志望です!」


と伝えたところ、


「女性現場監督を待ってたんだよ!」


と言っていただけたのです。

その一言が、すごくうれしかったことを今でも覚えています。

やりたいことができて、
会社の雰囲気もアットホームな感じで自分に合っている。

この会社しかないと入社を決めました。



◆ 現場監督として奮闘 ◆



入社してからは毎日吸収することばかり。

砂埃や木くずだらけの現場だけれど、
知らないことだらけの現場は、
私にとってワクワク、キラキラしたものでした。

工事現場というと少し近寄りがたいイメージがありますが、
お客様にとってより身近なものにしたいという想いで日々奮闘。

2年、3年と経験を積んでいくと、
自分が担当する物件も増えていき、
とても忙しかったのですが、
それをこなしていけることに充実感を得ていました。

お客様のお家を担当すると、
お客様の想いを知ることができます。

その想いを知ったうえで、
職人さんと何度も打ち合わせを重ねて完成したお家には、
現場監督としても愛着が湧きます。

完成までには大変なこと、辛いこともたくさんありますが、
引き渡しの時にお客様によろこんでいただけると、
それらがすべて一掃されるような嬉しさがあり、
仕事に対するモチベーションにつながっていました。

それと、他の会社の面接で言われた、
現場監督は職人とけんかしなくてはいけないということですが、
全くそんなことはありませんでした。

私がミスをした時には注意されたり、
叱られることも多々ありましたが、
それらすべてに“ 愛 ”を感じられ、
こんな小娘に対しても職人さんは対等な立場で接してくれていました。

現場監督は女性には無理だとか、
職人に見くびられるなどということは、
偏見でしかないと身をもって知りました。



◆ 新たなステージへ ◆



入社してから7年間、
現場監督として経験を積んできましたが、
出産を機に一旦職場を離れることに。

約1年間の育休を経て、
2024年4月に復帰を果たしましたが、
元の現場監督としてではなく、
現場監督をサポートする新たなポジションで働くことになりました。

今までのように、お客様、職人さんと直接かかわることがなくなってしまい、
少し寂しい気持ちもあるのですが、
これまでの経験を活かして皆を支えていけたらと思っています。



谷 沙織

MESSAGE

現場が、よりお客様の身近なものに感じて頂けるよう、精一杯努めさせていただきます。

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