SE構法とは?
2021年1月オープンに向け、現在弊社の新社屋を江南市宮後町に建設中です。
採用した工法は、SE構法という木造のラーメン工法です。
大きな吹抜け空間や無柱で最大9mまでの大空間を作り出すことが出来る工法で、
壁や柱の無い空間を作っても、耐震等級3をクリア出来る工法です。
ラーメン工法とは?
ラーメン → ドイツ語で、 額縁 という語源からきているようです。
ラーメン工法とは、柱と梁からできた構造体の接合部を、
溶接や金物などで一体化させるように剛接合することで、
強靭な「枠」を形成した構造の建築物を呼びます。
門型フレームと呼ばれることもあります。
鉄骨造と鉄筋コンクリート造の違いは?
ラーメン工法と聞くと、鉄骨造や鉄筋コンクリート造を思い浮かべる方も多いと思います。
鉄骨は、熱を伝えやすいのでいかに断熱材をきちんと施工できるかで住み心地は相当変わってきますし、
構造材もきちんと被覆を行う必要があります。
鉄筋コンクリート造は、コンクリート打放しは他の構造にはない独特な風合いがあります。
また、耐火性も良いので、公共建築物にも多く採用されているほどです。
ただ、鉄骨造や鉄筋コンクリート造ですと、
木造よりも材料費がUPする点、
また、鉄筋コンクリート造は特に工種が多く、
工程も長いので工事費用が木造に比べて格段にUPします。
SE構法は、木造でJAS規格の集成材を標準採用していますので、
鉄骨造や鉄筋コンクリート造よりも安価でありながら、材料の品質は一定を保っています。
また、柱と梁を金物で剛接合し、ラーメン工法を可能としていますので、
強固な構造躯体を作り上げることができます。
さらにSE構法では、メーカーが安全性を担保した構造躯体に対して、
「SE住宅性能保証書」を発行しています。
良いとこ取りのSE構法です!
SE構法の特徴は?
自由度の高い空間
SE構法は、下記のような空間づくりにとても有効です。
大空間
大開口
吹抜け空間
このような空間づくりにとても有効です。
ただし、一般的な木造軸組工法よりもコストは掛かります。
コスト比較としては、同じ坪数ですと、
RC造(鉄筋コンクリート造)> 鉄骨造 > SE構法 > 木造軸組
です。
優れた耐震性能
自由な空間、大空間をつくることが得意なSE構法ですが、
耐震性能も妥協することなく最高等級の耐震等級3を取得することが出来るのでより安心です。
また、熊本の震災や東北の震災での倒壊も0という実証済みです。
SE構法は、下記のような構造計算をしています。
まとめ
今回は、SE構法についてのお話でした。
大空間や自由度が高い空間をつくることができ、かつ、
地震に対してあらゆる角度から計算を進めていくので、
耐震等級3も確保出来る安心した家づくりが可能ということがおわかり頂けたかと思います。
SE構法は、
●木造住宅で大空間や大開口を計画したい方
●間口2台分、3台分のビルドインガレージを間仕切り壁無しで計画したい方
●鉄筋コンクリート造や鉄骨造で家を考えていらっしゃる方で、予算的に抑えたい方。
かつ、耐震性にもよりこだわりたい方に、おすすめです。
費用面は、木造軸組工法よりUPしますので、
まずは根拠ある家づくりの予算を把握し、
資金計画をきちんと行ってから検討されることをお勧めします。
詳しくお話が聞きたい方は、直接お問合せ下さい!
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