日当たりの心配
土地を購入する際に、日当たりが気になることが多いと思います。
南に面した土地でも、隣地の建物により日影になってしまったり、
所有している土地に家を建てるにも、母屋への影響が心配になることは多いと思います。
また、冬場に太陽熱を入れ、快適性を得る手法のパッシブデザイン設計では、
敷地に対して冬場どこに陽が当たるのかということは、まず最初に確認していきます。
日照シミュレーション
アトリエスタイルで計画していく場合、
まずは、日照シミュレーションを元に、プランニングを進めていきます。
敷地周辺環境や隣地の建物を確認し、
敷地の日当たりの良い場所がどこなのか、
冬期の南側の窓に太陽熱が当たっているか、
夏期はルーバーや庇により太陽熱が遮られているか確認をしていきます。
年中で一番寒いと言われている1月20日の大寒時に建物内に太陽熱が入るように、シミュレーションします。
下記は、上空から見たところです。
茶色い部分が対象の土地で、白い部分が隣地建物です。

1/20 AM8:00

1/20 AM10:00

1/20 AM12:00

1/20 PM14:00

1/20 PM16:00
日当たりが良くないときはどうするの?
上記の日照シミュレーションは1F部分の日当たりですが、
これを2Fレベルでも検討していきます。
そして、陽が当たらない場合は、どうするのか?
そこは、家づくりの方向性を考えていきます。
2Fに陽が当たるのであれば、リビングや共有スペースを2Fに計画することもアリです。
しかし、高齢になられた時、階段の上り下りが苦痛にならないか等
色々心配なこと等もあるかと思います。
また、吹き抜けを設けてあげて、そこから日射取得するのもアリです。
そして、隣地建物により、全く陽が当たらない土地のであれば、
断熱性をグッと高めてあげて、快適性を上げていく手法もあります。
建物の形状を工夫して、室内を明るく、太陽熱を取り入れる手法もあります。
そのあたりは、お任せ下さい。
まずは、日照シミュレーションをしっかりし、敷地を読むことです。
そのあとは、ライフスタイル等をヒアリングさせていただき、
家づくりの方向性に合意を得て、ご提案させていただいています。
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