家の点検【家づくりで後悔しないために！⑪】　

家は完成した時が一番新しい状態です。

そこから一日一日と時間が経過するのだから、

家も新しいままではなく、

だんだん古くなっていきます。

でも古くなること自体には何ら問題はありません。

家は同じ素材を用いて同じように作っても、

環境や使い方によってその変化は異なります。

このことは家に限らず車や家電や生活用品等、

様々なものにも同じことが言えますよね。

どんなものでも時間の経過とともに古くなっていくけれど、

不具合がなければ問題にはしないと思います。

不具合がなければ

ここが今回の話のポイントです。

不具合はない

不具合が生じてないのだから、

そう捉えるのは当然のことですよね。

でも不具合というのは、

突然やってくるのです。

車のエンジンが突然かからなくなった。

テレビの電源が突然入らなくなった。

給湯器から突然お湯が出なくなった。

それまでは何も不具合がなくても、

不具合は突然生じるのです。

突然だから困りますよね。

でも実は突然ではなく、

兆候が現れている場合も多くあるのです。

兆候というのは、

そのままにしておくと不具合が生じる可能性がある

と見受けられる状態のことです。

このことを人間で例えると、

自覚症状はないけれど健康診断の数値が悪く、

お医者さんから指摘を受けたような感じです。

そう、だから不具合がないから大丈夫ではなく、

不具合が生じないように対処することが大切なのです。

では不具合が生じないようにするにはどうすれば良いのか。

それは、

プロの目で定期的に点検すること

人で言えば健康診断、

車で言えば車検や定期点検がありますが、

同様に家にも定期的な点検が必須なのです。

もちろん定期点検さえしていれば、

全く不具合は生じないということではありませんが、

兆候を発見して早めに対処できれば、

大事になるようなことはかなり避けられると考えています。

これは人でも家でも同じですよね。

家を建てる時には誰でも、

間取りや設備やデザインや性能などなど、

色々と悩み考えると思います。

けれども、

その家に末永く安心して暮らすために

定期点検は絶対に欠かせないもの

ということも頭に置いて判断し、

後悔のない家づくりをしましょう！