家の最も重要な役目【家づくりで後悔しないために！⑫】　

家は人生において重要な役目を持つ大切な場所です。

家の最も重要な役目は、

「家族の命を守ること」

そのため、

家づくりでは安全性について、

しっかり考える必要があります。

住まいの安全性を確保する上で、

主となるものは２つ。

ひとつは災害対策で、

もうひとつは防犯対策です。

地震や火災、台風や豪雨などの災害に対して、

家族の安全を確保できる場所が家であること。

そのために家には耐震性や耐火性など、

構造的な性能面が大きく影響します。

けれども、家づくりの過程において、

これらの要素を打ち合わせで決めることはまずなく、

大抵の場合は会社任せになっていると思います。

ただ、これらの性能に対して、

その会社はどのように考え、

どのような施工をしているのかを、

しっかり確認しておくことはとても大切です。

ただ単に、

「耐震性が高いので大丈夫ですよ」

とか、

「火災に強い材料を使っています」

などというような、

何の根拠も示さない言葉には要注意です。

災害に対する考え方は、

建築会社の根本的な家づくりの姿勢

と言っても過言ではありません。

ですから、必ず災害対策について問いかけ、

安心できる回答が得られるかどうか確認しましょう。

家族の命を守るためには、

不審者は絶対に侵入させてはいけません。

玄関ドアや勝手口、窓などの開口部は、

できる限り安全重視で考えた方が賢明です。

ロックは二重、三重は当たり前、

防犯ガラスやシャッターも積極的に採用したい物です。

敷地で死角になる場所があれば、

そこには人が侵入できないような小さい窓を用いたり、

高い位置に設置するといった設計上の工夫も大切です。

家の周りに人感センサーライトを設置したり、

防犯砂利を敷いたりということも効果的でしょう。

塀や植栽は敷地外からの視線を遮って、

プライバシー確保には効果的ですが、

逆に侵入者が身を隠しやすいというデメリットもあります。

防犯は設計において留意すべき、

重要項目だと考えています。

安心して暮らすためには、

家の構造や設備が優れていれば万全というわけではありません。

災害や防犯に対する高い意識と、

備えも非常に重要です。

災害時用の非常食や水などの用意、

家具や電化製品の固定、

日常的な施錠などなど、

常に安全には高い意識を持ちましょう。