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家づくりコラム

家は完成した後もお金がかかる【家づくりで後悔しないために!⑬】 

お金の話を抜きに家づくりはできません。

けれども、家を建てる時の費用ばかりに目が行ってしまい、
家を所有している期間にかかり続ける費用が見逃されがちです。

今回はそんな生涯住居費用について解説します。

2023.04.30

生涯住居費用とは?

 

生涯住居費用とは、住居を所有している期間中に支払う住居費用の総額を指します。

主なものは光熱費や税金や保険、メンテナンス費用などです。

家を持った以上避けることのできないこれらの費用は、
できるだけ少ないほうがいいと考えることは万人共通ですよね。

だからこそ、家づくりの計画段階から生涯住居費用に視点を当て、
賢明な選択をすることが重要なのです。

では、どのような点に目を向ければいいのかを見ていきましょう。

 

エネルギー効率

 

日々の生活における光熱費の削減には、
住宅のエネルギー効率を向上させることが重要です。

断熱性能の確保により暖房・冷房の効率を向上させたり、
太陽の熱や光を、自然風を上手く利用できるように設計したり、
太陽光発電システムや蓄電池の設置などによって、
大幅にエネルギー効率を向上させることができます。

これらの施策には初期投資が必要ですが、
長期的な視野で見れば光熱費を大幅に削減することができます。

 

税金

 

家を持てば毎年支払いが必要となる固定資産税や都市計画税。

これらはどんな場所に建てたか、
どんな家を建てたかによって決まるのですが、
基本的には地価や家の価格に比例して、
税金も上がると考えてよいでしょう。

なので、土地も家も大きい方がよいとか、
設備や仕様が豪華な方がよいという考え方は、
税金の面から見れば歓迎できません。

暮らし方に応じた適切な判断が必要なのです。

 

保険

 

住居に関わる主な保険は火災保険と地震保険。

これらの保険料は、耐火性や耐震性に影響する家の構造で決まります。

中には保険料が半額程度になるケースもあり、
数十年という長期でみれば非常に大きな金額となるので、
建築前に必ず確認しておきたい項目です。

 

増改築とメンテナンス

 

目先のことしか考えずに家を建てると、
必要以上に増改築やメンテナンスに費用がかかることになります。

将来的に家族が増えた場合や、
子どもたちが育ち家を離れた場合、
そして自分たちが年老いた時のことまでを想定して、
将来を見据えた間取りを設計することが大切です。

仕様や設備などはメンテナンス性や耐久性についても考慮し選択することで、
将来的な修繕費用の軽減にもつながります。

 

まとめ

 

エネルギー効率性の向上や建物の基本構造、
将来のニーズを考慮した間取り設計、
メンテナンス性を踏まえた適切な仕様設備の選択は、
初期投資が必要であっても、
将来的な費用削減効果が期待できます。

住宅を建てる際には長期的な視野を持ち、
生涯住居費用を考慮した適切な計画を立てることが重要なのです。

 

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できるだけやさしく、
誰にでもわかるように解説します。

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