家の最も大切な役目【家づくりで後悔しないために！㉞】　

家は人生において、とても大切な場所です。

その家に与えられた最も重要な役目は、

「家族の命を守ること」

そのため、家づくりでは安全性について、

しっかりと考える必要があります。

住まいの安全性を確保する上で、主となるものは２つ。

それは、災害対策と防犯対策です。

地震や火災、台風や豪雨などの災害に対して、

家族の安全を確保できる場所が、

家でなければなりません。

そんな家であるためには、

耐震性や耐火性、耐風性など、

構造的な性能が大きく影響します。

けれども、家づくりの過程において、

これらの要素を打ち合わせで決めることはまずなく、

一般的には会社任せになる要素です。

しかし、その会社がどのように考え、

どのような施工をしているのかを、

しっかり確認しておくことは極めて大切なことです。

「耐震性が高いです」

「火災に強いです」

と言うだけで、

何の根拠も示さない説明には注意が必要です。

災害に対する考え方は、

建築会社の根本的な家づくりの姿勢

と言っても過言ではありません。

ですから、必ず災害対策について問いかけ、

安心できる回答が得られるかどうか確認しましょう。

家族の命を守るためには、

不審者は絶対に侵入させてはいけません。

玄関ドアや勝手口、窓などの開口部は、

できる限り安全性を優先させて考えるべきです。

ロックは二重、三重は当たり前、

防犯ガラスやシャッターも積極的に採用したいものです。

敷地で死角になる場所があれば、

そこには人が侵入できないような小さい窓を用いたり、

高い位置に設置するといった設計上の工夫も大切です。

家の周りに人感センサーライトを設置したり、

防犯砂利を敷いたりということも効果的でしょう。

塀や植栽はプライバシー確保には効果的ですが、

敷地の外からの視線を遮ることで、

逆に侵入者が身を隠しやすいというデメリットもあることを忘れてはいけません。

防犯は設計において、

真剣に目を向けるべき重要項目なのです。

安心して暮らすためには、

家の構造や設備が優れているだけでは不十分です。

災害や防犯に対する高い意識と備えも、

とても重要です。

災害時用の非常食や水などの用意、

家具や電化製品の固定、

日常的な施錠など、

常に安全に対して高い意識を持ち続けることが大切なのです。