2023.01.27
建て替えとリフォーム、どっちがいいの?【家づくりで後悔しないために!⑤】
家づくりでは誰しもが「後悔したくない!」と思うはずですよね。
その思いに応えるために、様々なテーマをできるだけやさしく、
誰にでもわかるように解説します。
建て替えかリフォームか迷う
持ち家で数十年が経過すると、
設備の不具合や劣化、
家族構成やライフスタイルの変化などで、
リフォームや建て替えを考えるようになることは自然なことです。
ただ、迷いますよね。
リフォームがいいのか、
それとも建て替えがいいのか。
いずれにしても、
大きなお金と時間を費やすことになり、
その後の暮らしにも多大な影響を与えるので、
しっかり考えて選択しなければなりません。
なので、それぞれのメリット、デメリットを把握し、
正しい判断ができるようになりましょう。
建て替えのメリット
・計画の自由度が高い
新築と同様なので、
間取やデザインや設備などが自由に選べ、
今抱えている悩みや不満をほぼ全て解消できます。
・最新の技術を用いることができる
常に世の中は進化しており、
家づくりにおいても技術革新が進んでいるため、
最新の技術を用いた建築が可能です。
・資産価値が高まる
一旦更地にした上で新たに建築するため、
家の資産価値もリセットされ高まります。
建て替えのデメリット
・総コストが高い
建て替えは建築費用だけでなく、
解体費用や仮住まい費用や引っ越し費用なども必要となるので、
総合的にコストがかかります。
・引っ越しと仮住まいが必要
建て替える間の仮住まいが必須となるので、
そのための荷物整理や引っ越しも必要となります。
・愛着のある建物が無くなってしまう
色々と思い出の詰まった家が無くなってしまうため、
寂しさを感じてしまうことも多くあります。
リフォームのメリット
・既存住宅の良いところを活かせる
建て替えの場合は手を掛けたいところだけでなく、
良いところも壊してしまわなければなりませんが、
リフォームであればそのようなことはありません。
必要なところにだけ手を掛けて刷新し、
家族の思い出が詰まった部分を残すことで、
愛着も失われません。
・建て替えに比べて工期が短い
全てを壊し、一から建築する建て替えに比べると、
短い工期で完成するケースがほとんどです。
・コストが安い
予算に合わせてリフォームする範囲を決められ、
材料や設備の選択幅も広いため、
建て替えに比べて費用を抑えられます。
また、リフォームの範囲にもよりますが、
住みながら工事できれば仮住まい費用も必要ありません。
リフォームのデメリット
・予定外の費用が追加で発生する場合がある。
例えば、フローリングの張り替えをするために床をめくったところ、
床下の腐敗が発見されて構造材の入れ替えも必要になるなど、
追加工事の費用が発生することがあります。
・制限が多い
自由に計画できる建て替えに比べ、
既存の建物の構造や状態から制限を受けることがあるため、
希望する工事ができない場合もあります。
まとめ
それぞれのメリットとデメリットをお伝えしましたが、
これらの比較だけで建て替えかリフォームかを決めるということではありません。
建て替えにせよリフォームにせよ、
「何のために」
という目的を見失ってしまっては、
正しい判断はできません。
安く仕上げたいとか、
早く終わらせたいというような、
目先のことを基軸にしてしまうと、
判断を誤ってしまう可能性が高くなります。
大切なのは、
「どんな未来の暮らしを手に入れたいのか」
という目的を明確にし、
その目的に沿った選択をすることだと思います。
その視点で考えた場合、
もう一つ重要な要素となるのが会社選びです。
新築だけの会社であれば建て替えを、
リフォームだけの会社であればリフォームをすすめるのは当然のことで、
そのような会社の提案は、
自分たちにとってベストではない恐れもあります。
なので、会社を選ぶ際には、
新築とリフォームの両方を手掛けている会社
を選んだ方が、
より良い家づくりができると考えています。