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2022.06.03

【家づくりで後悔しないために!】① 断熱基礎編

【家づくりで後悔しないために!】① 断熱基礎編

家づくりでは誰しもが「後悔したくない!」と思うはずですよね。
その思いに応えるために、様々なテーマをできるだけやさしく、
誰にでもわかるように解説します。

断熱って何?

 

今回は断熱の基礎の基礎から。

 

断熱とは文字通り熱を断つという意味で、
外部と内部の熱の出入りをさえぎることです。

 

断熱の身近な例を挙げるとクーラーボックス。

 

クーラーボックスは夏の暑い日でも、
飲み物の冷たさを保ってくれますよね。

 

クーラーボックスは断熱材を用いて作られているので、
熱の出入りを遮断してくれるのです。

 

もう一つ挙げるとクール宅急便の発泡スチロールの箱、
あれはまさに断熱材でできた箱です。

 

発泡スチロールは別称でポリスチレンフォームとか、
スタイロフォームなどと呼ばれ、
実際に家の断熱材にも使われているものです。

 

発泡スチロールの熱の伝えにくさは、
カップ麺の容器をイメージするとよく分かると思います。

 

内側には熱湯があっても外側は手で持てますもんね。

 

空気は優秀な断熱材

この発泡スチロール、

 

なんと98%が空気だって知っていましたか?

 

実は空気ってトップレベルの断熱性能で、
世の中のほとんどの断熱材はこの空気を利用しています。

 

ただしこの空気、
動いてしまうと熱を伝えてしまうため、
静止させておく必要があります。

 

なので断熱材は内部にできるだけ小さな空間を作り、
空気が動かないように加工されているのです。

 

スチレンフォームでも、
グラスウールでも、
ロックウールでも、
ウレタンフォームでも、
セルロースファイバーでも、
羊毛でも、

 

断熱の仕組みは基本的には同じで、
空気を閉じ込めているのです。

 

そうそう、防寒着の定番のダウンジャケットも、
羽毛で空気の空間を作り、
体温を外に逃さないようにしているから暖かいんですよね。

 

材料よりも目を向けるべきもの

家づくりでは断熱性能の話題をよく目にすると思います。

 

断熱材にはそれぞれに特徴があり、
長所も短所も持っています。

 

なので、どれが最も優れた断熱材なのかという答えは無く、

 

大切なのは正しく施工すること

 

だと考えています。

 

どれだけ高性能の断熱材を使ったとしても、
正しく施工されなければ効果が得られないどころか、

 

逆に家に悪影響を及ぼすことだってあるのです

 

だからこそ、どんな断熱材を使っているか以上に、

 

建築会社の施工技術や品質管理に目を向ける

 

ということが重要なのだと思います。

 

今回はここまで。