2022.07.12
突然の地震に耐えられますか?
南海トラフ沿いで想定されている大規模地震は東海地方に大きな災害をもたらすと予想されています。想定震源域ではマグニチュード8クラスの地震と想定されています。
いつ起こるかわからない地震に対してしっかりと備えが必要です。
- 1 「昭和56年以前」の建物にお住まいの方は要注意!
- 2 1つでも当てはまる方は要診断!チェックリスト
- 2-1 ☑️昭和 56年以前の古い基準で建てられた建物
- 2-2 ☑️軟弱な地盤に建っている建物
- 2-3 ☑️オーバーハングした建物
- 2-4 ☑️1階に壁が少ない建物
- 2-5 ☑️下屋の大きい建物
- 2-6 ☑️老朽化した建物
- 3 Home&nicoリノベなら 耐震性能2倍!安心安全な暮らしを叶えます
- 3-1 耐震性能を高めるには「バランス」が大切!まずは精密な調査を行います
- 4 さらに詳しく調査!阪神大震災で被災経験のある社長がこだわった「実際に揺らす耐震診断」
- 5 新築同様の耐震性能に迫る
- 5-1 築40年の家のリノベーション結果
- 6 まとめ
「昭和56年以前」の建物にお住まいの方は要注意!
建築基準法が改正される以前に建てられた建物は耐震性に心配があります。
下記のチェックリストを確認してみてください
1つでも当てはまる方は要診断!チェックリスト
☑️昭和 56年以前の古い基準で建てられた建物
1981年6月に建築基準法が改正され、耐震基準が強化されました。1995年の阪神淡路大震災で、1981年以降建てられた建物の被害は少なかったことが報告されています。
☑️軟弱な地盤に建っている建物
- 軟弱な地盤は日本中にあります。特に都市部に多く、注意が必要です。軟弱地盤は揺れが大きくなるので、壁量も50%増しにするよう、建築基準法で定められています。
☑️オーバーハングした建物
- 1階より2階部分が飛び出ている建物や、2階部分を1階の柱だけで支えるピロティー状の建物のことです。不安定な家になりがちですが、実際多く建てられています。
☑️1階に壁が少ない建物
- 1階が店舗や車庫、大きな窓などの建物です。壁がないと耐震性の乏しい建物になってしまい、1階部分だけが倒壊という危険性があります。
☑️下屋の大きい建物
- 建物は1階と2階の外壁線がそろっていたほうが、構造上安定します。一見、2階が小さく1階が大きい建物は安定感がありそうですが、2階の外壁の下に壁がない場合は問題があり、建物に負担がかかります。
☑️老朽化した建物
- ここでいう老朽化した建物とは、築年数が古いということではありません。土台や柱などが腐ったり、シロアリ被害にあっていたり、雨もりがしていたりと、強度に不安のある建物のことです。
1つでも当てはまる方は要診断です!
Home&nicoリノベなら 耐震性能2倍!安心安全な暮らしを叶えます
耐震性能を高めるには「バランス」が大切!まずは精密な調査を行います
どれかを補強すれば安心というわけではありません。全部がバランスよく考えられていることが大切です。
現在の住宅のどこをどう補強するか精密な調査を行います。
さらに詳しく調査!阪神大震災で被災経験のある社長がこだわった「実際に揺らす耐震診断」
社長の安井は被災の経験の中で「建築のプロとして何かできることはないだろうか?」と考え、「安全な家づくり」をして「家が崩壊して悲惨な家族を一人でも少なくする。」と決意し、
図面上での計算による耐震診断+「実際に揺らす耐震診断」というダブルの手法で家族の命を守る強い家づくりへと辿り着きました。
「おもり」を2階の床にセット
しばらくすると建物が揺れだします
(震度1~2くらいで揺れますが建物に損害を与えることはありません)
建物の揺れをセンサーで計測
測定されたデータはパソコンにリアルタイムで記録されます。
計測は数時間で完了します。
新築同様の耐震性能に迫る
現在の建築基準法の耐震性(耐震等級1)は、震度6強から震度7程度に対しても倒壊等の被害を生じないレベルと表現されています。
今は耐震性の高い新築住宅として耐震等級3(耐震等級1の1.5倍の耐震性)の建物が増えてきています。
耐震金物や合板で適切な補強を施すことで、
リノベーションでも耐震等級3相当の建物にできます。
また、耐震性に影響を与えない柱を取り払い、
広い空間を作り出すことも可能になります。
築40年の家のリノベーション結果
リノベーションモデルハウスの工事前と工事後の耐震性の変化についての図です。
築40年の建物で
工事前の上部構造の評価点は0.17でした。
柱や梁などの構造を調査し、図面での耐震診断を行い、
↓
揺らす耐震診断でどの部分にどんな補強をするのが適切か調査し、
↓
必要な箇所に補強金具などを設置
↓
再度「揺らす耐震診断」にて補強後の耐震性を診断
結果、工事後の上部構造の評価点は
工事前の8.5倍に値する 1.46
耐震性が8.5倍になったと考えれば、非常に耐震性が上がったことになります。
リノベーションで耐震性を高めることができました。
まとめ
1.チェックリストを活用して、
一つでも当てはまった家には、耐震性に不安があります
2.しっかりと建物を調査し、適切な補強を行うことで、
築年数が長い建物でも地震に強い建物を実現することが可能です。
3.耐震診断の技術や耐震補強の技術や知識を持った信頼できる会社にご相談ください。
「古い家だから仕方ない」
「もう手遅れかも」
そんなことありません。
大切に住われているお家をもっと長く住まうために、
そばにいるご家族のために、
耐震リノベーションをお考えください。